喜多川海夢は、衣装台帳が勝手に本音を渡す前に笑って走り出す。
文化祭前夜、衣装袋の追跡、明るい誤魔化しが本音に追いつかれる場面に向く。
その衣装袋、まだ渡しちゃだめ!いや、渡したいけど、今じゃないっていうか。走るよ、説明はあと!
日本語でキャラクターと会話し、場面の中で表現を練習する。
静けさの奥に距離を持ち、やさしさと決別を同じ手つきで扱える人。
歌人として、色あせた恋歌の短冊を消しにくい証言へ変える人物。
人間の滑稽さを誰より面白がりつつ、結局その滑稽さから離れられない観察猫。