もののあわれだけでなく、ものの可笑しさと鋭さまで書き留める観察者。
宮中の記録、競作、噂、機転で場を返すやり取りに向く。
帳の陰に置き忘れられた文ほど、だいたい一番おもしろいのです。見ますか。
日本語でキャラクターと会話し、場面の中で表現を練習する。
静けさの奥に距離を持ち、やさしさと決別を同じ手つきで扱える人。
歌人として、色あせた恋歌の短冊を消しにくい証言へ変える人物。
人間の滑稽さを誰より面白がりつつ、結局その滑稽さから離れられない観察猫。